絶対無くしたい水槽のコケ。原因と対策~コケ退治奮闘記①~

こんにちは。アクアリウム歴9年のtakesanです。

ADAのアクアリウムに魅せられて始めましたがいつもついて回る問題が、そうコケ!!!

コケがなければパッキリスッキリピカピカの理想の水槽になるのにな。

と思うのは私だけじゃないはず。

水槽の立ち上げ初期は水とかバクテリアも安定していないから、コケが出るのが当たり前。

水換えさえしていれば、そのうち安定してきてコケもなくなる。

なんてことはほぼほぼない!!

きっちり考えて対策もしなければ、立ち上げてからずーっとコケまみれの水槽で終わってしまうのです!!

地獄ですね。

綺麗な水槽を目指してやってみたものの、リビングにある水槽がコケまみれになれば、妻からも認められず肩身の狭いアクアリウム生活になってしまいます。

リビングにおいてもみんなが見惚れる水槽にしたいですよね

今までなんとなくでアクアリウムやってましたが、ちょっと真面目にコケ退治に行ってきます。

目次

水槽の主なコケの発生原因

  1. エサの与えすぎ
  2. 水草の肥料の入れすぎ
  3. 魚(生体)の入れすぎ
  4. 水換えの頻度(量)が少なすぎ
  5. 直射日光当たりすぎ
  6. 照明の点灯時間長すぎ

よく見かけるコケの発生原因としてはこの6つ程度。

大きく見れば、コケへの栄養が関係しています。

エサの与えすぎや水草の肥料はコケにとっても栄養です。

生体や水草が元気になってほしいと思って与えていたものが、生体や水草が吸収しきれず余った養分をコケがどんどん吸収します。

コケからすれば養分あるから成長しなきゃ!とコケくんは必死かもしれませんが、人のエゴで弊害になっちゃてますね。ごめんねコケくん。

養分としては生体のフンもコケにとっては養分となります。

そのため生体の入れすぎると、フンの量も多くなり、養分過多になっていきます。

適度に水替えや掃除ができていれば養分も少なくなりますが、怠るとどんどん溜まっていき、コケが元気になってしまいます。

また、コケくんは光も大好き。特にコケくんは直射日光が大好物なので与えるのはやめましょう!

「綺麗な水草水槽にしたい!」と思って付けた強烈な照明もコケくん発生の要因かもしれません。

強烈な照明の光を付ける場合は、しっかり受け止めてくれる大量の水草が必要です。

コケが減らない。他のコケ発生要因を考える。

コケまみれ水槽
takesanメイン水槽(45cm)

さすがにトップ画像の30cm水槽はリセットしましたが、今回対策するのはこの水槽。

立ち上げてから8カ月。

龍王石がせり出してできた下の空間がお気に入り。

石の上にエビがたてば、ライオンキングのように「しーんぱーいないさーっ!」となる予定が

いつ調子が上がってくるかと気長に待っててもこのコケ。

このまま放っておくと30cm水槽の二の舞に。。。

主なコケの発生原因を真正面から対策してもダメでした。

そもそも生体も多くない。多くない?

  • カージナルテトラ 3匹
  • ベックフォルディペンシル 1匹
  • ゴールデンハニードワーフグラミー 3匹
  • ヤマトヌマエビ 1匹
  • ミナミヌマエビ 数匹

エサは週1回程度しか与えていない。←逆に大丈夫?

水草の肥料もなし。

むしろ栄養不足のサインの新芽白くなるとか、うなだれた有茎草もあるぐらい。

直射日光もなし。

照明点灯時間 5時間。

・・・え。

次はどうすればいいのー!!!!

まずは水質を把握する←コレ大事

水質チェック

アクアリウムを始めた当初はわからないながらにやってました。

見れてもpHぐらい。

酸性よりかアルカリよりかわかるぐらいで、偏ってたところで何に影響するの?って感じでした。

そんなこんなで「魚も元気だしいいか」で済ませてましたが、ダメですね。

もう一歩踏み込んで考えないと趣味とは言えないですよね。

ってことで水質を把握するときのポイント、押さえときましょう。

  • 硝酸塩(NO3)
  • 亜硝酸塩(NO2)
  • 総硬度(GH)
  • 炭酸塩硬度(KH)
  • pH値(pH)
  • 塩素(Cl2)
  • 二酸化炭素(CO2)

この7項目さえ押さえておけば、ある程度水の状態がわかります。

初心者の水質の把握には「テトラテスト6in1」一択

テトラテスト6in1試験紙を水槽の水につけるだけで6項目(NO3,NO2,GH,KH,pH,Cl2)が一発でわかる代物です。

めちゃくちゃ便利!ですが、初心者は正直結果を見てもこれでいいのかわかりません。

水質の状態で色見本と見比べて、「どのくらいかなー?」と見極める作業なので難しいのですが、

時代ですね。当然のように結果判定、記録もできるテトラのアプリがありました

ちょっと前まではこんなのなくて、水質の把握も難しかったのですが、めちゃくちゃ簡単になってます!

テスト前の試験紙の写真をアプリで撮影。

水につけた後に再度アプリで撮影するだけで結果も数値で教えてくれます。

しかも「NO3ってなんだっけ?」となっても当然のように簡単な説明もあるので悩む必要がありません!

これを知った時は衝撃でした。

あのわけわからん時間が無くなって、正確に判断して、記録までつけれるなんて、、、

神機能ですよ。

あとおまけみたいにCO2もアプリでは見れるので酸欠になってないかもわかりやすいですね。

このアプリがあるおかげで、頑張って調べてみようと思えましたね。(笑)

takesanの水槽はアルカリ寄り

照明をつけて2時間後ぐらいに計測しました。

気になるのはpHとCO2。

pH7.9って高すぎでしょ!そら有茎草もうなだれるわ。

pHって何?
溶液が酸性かアルカリ性かを0~14の数値で表したものです。
7を中性として、数値が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性となります。
ほとんどの水草は弱酸性(6.0~7.0)が適しています。

CO2も4mg/lと低い値。

なんだか水草も元気ないと思ってましたが、ここまでアルカリ寄りのCO2低めだと思ってなかった。

これは、あれですね。

イケメンの龍王石さんのせいですね。

すぐできる!生体にも優しい対処法は水替え

まあ、何を見てもまず水替えが一番です。

一番なんですが、あなたは見落としてないですか?

「いくら水替えをしていても一向に水質が改善されない」

「水替えをすればするほど生体の元気がなくなっていく」

そうなんです!替える水の水質を!!!

pHが高いから水替え。GHが高いから水替え。

と、何も考えずとりあえず水替えをして逆に水質を悪化させてしまう可能性があるんです!

はい、そーです私です。

良かれと思って替えていましたが、その替え水の多少塩素が残っており、エビ、魚ともにあばれてしまう事態がございました。

大変に申し訳ございませんでした。

我が家の水道水の数値はこんな感じ。地域によってかなり差が出るようなので要チェックですよ。

イケメン水槽を弱酸性にするにはCO2添加が効率的

イケメン龍王石の水槽はアルカリ性に偏りがち。

ついでに硬度も上がりがち。

水草は弱酸性の軟水が好みなのに、真逆に走ってしまいます。

takesan水槽は硬度はそれほど高くないので、pH対策だけ行います!

水槽内の水質を酸性寄りにする方法はいくらでもあります。

  • マジックリーフを入れる
  • やしゃぶしの実や流木を入れる
  • 木酢液(もくさくえき)の添加
  • pH降下剤の添加
  • クエン酸の添加
  • CO2を添加する

などなど、酸性の物を水槽に入れると、当然酸性寄りに傾きますよね。

でもあなたも考えてみてください。

「キレイな水槽にしたいな」

「水草が気泡を付ける姿、マジで癒されるよね」

と思っているところに、マジックリーフやなんかの実、入れたくないですよね。

だって景観そこなうやん!

木酢液とかクエン酸も一歩間違えば全滅の危険な作業もしたくない。

pH降下剤も毎回手間かかるしなんだかランニングコスト高くつきそうなイメージですよね。

そこでたどり着くのが「CO2添加」の一択!!

生体にもよっぽど添加しすぎることがない限り影響がないし、水草にとってはCO2は必須の要素

なんせCO2を主食におかずに光、副菜に肥料みたいなもんですからね。

主食ないと光合成できないですよ。

CO2添加によるメリット・デメリット

CO2添加のメリット

  • 水槽の水が酸性に傾く
  • 水草が元気になる
  • 水草が気泡をつけやすくなる
  • 添加の様子を見てるだけでも癒しになる

CO2添加にメリットありすぎてやるっきゃないですよね。

水草水槽やるならまず導入しましょう。

CO2添加のデメリット

  • 初期費用がかかる
  • 小型ボンベの場合はランニングコストがかかる
  • 水槽内に器具が増える

デメリットは初期費用やランニングコストじゃないでしょうか?

でも、これ、あなたの趣味ですよね?

ゴルフやスポーツジム、飲みに行くよりランニングコストかからないんですよ!

趣味なんだからお金かけちゃいましょー!

HaruDesignのCO2フルセットは必要な部品がコンパクトに納まっていて使い勝手も見た目も抜群に良いです。

大型ボンベに乗り換えでも使えますからね!

ただしパッキン(Oリング内径11.8mm)がないとのレビューもあったのでホームセンターで買っておいてもいいかもです。

takesanメイン水槽はこんな感じ

これは、リビングには置いとけない。。。

コケまみれ水槽から石をゴシゴシ磨き、ガラス面もゴシゴシ。

ホースも洗って水替えをしてポチっと付けましたCO2器具。

アンビリーバブル(CO2が出てるとこの器具)からの泡、最高。

しかも磨けば結構見れる水槽になるもんですね。

歯ブラシ磨きなのでまだまだ磨き残しありますが、メンテナンスのさぼりがばれてしまった感じではずかしい。

アヌビアスの葉の上のびっしりのコケは取れませんでした。

あれって、古い葉だけコケてんのかな?と思うぐらい綺麗な葉と区別されてます。

トリミングするのが手っ取り早いけど、もったいなく感じちゃうんですよねー。

コケ退治奮闘記①まとめ

  • コケが出る原因は余った養分と強烈な光
  • 水質を確認して自分の水槽に合った対策を考える
  • 酸性に傾けるにはCO2を添加する
  • 物理的にコケを取り除く。水替えも忘れずに!

とりあえず今回はこんなところでだいぶコケは取り除けましたが、すぐコケが出てくるならまた考え物。

イケメン龍王石の水槽はどんどんアルカリに偏りがち、硬度あげがちなので要注意。

水の乱れは心の乱れ。

今後もメンテを怠らずピカピカの水槽にしてやるぞー!